てんかん症例検討会が開催されました。
5月18日にすずかけクリニックに於いて、てんかん症例検討会が開催されました。
患者様のプライバシーを考慮し、個人情報に関する内容は若干変更しております。
症例1:発達障害の診断を受けている方の症例です。発作は多彩な症状を訴えているため、自閉症の知覚過敏による身体感覚の訴えをしているのではないかとなりました。治療は、薬を使うよりも周囲の環境を整えることが必要という結果になりました。
症例2:高齢発症てんかんの方の症例です。現在処方のてんかん薬で発作が続くようであれば、増量を検討するという結果になりました。
症例3:脳梗塞の既往がある方の症例です。てんかん発作に対しては現在の処方で問題ないが、脳梗塞に対して、基礎疾患が背景にある可能性あるため神経内科のフォローアップをするという結果になりました。
症例4:決まった時間にしか発作が起こらないと訴える方の症例です。本人の話からでは事実か不明な点が多く、病歴が長いためてんかんとは別疾患がある可能性も否定できず、治療は、3剤目の抗てんかん薬使用の検討をしてもよいという結果になりました。
次回のてんかん症例検討会は令和4年6月22日にすずかけクリニックにて開催予定です。