第47回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会に参加しました。

チラシ第47回名古屋サイコソーシャルリハビリテーション研究会にZoomにて参加しました!

「LAIの欠点を克服するために痛みの対応とラポール形成」
愛知医科大学 精神科学講座助教 藤田貢平先生

「死別と悲嘆の精神医学」
名古屋市立大学大学院医学研究科 精神・認知・行動医学分野 教授 明智龍男先生

についてお話され、どちらも非常に勉強になりました。

LAIは良いエビデンスも多いにも関わらず、他国に比べ、日本は思ったほど患者さんに伝わってないようです。今回の講座では、その何故かに着目されましていましたが、取り越し苦労が多いというお話はすごく納得のいくところでした。

やはり、接遇で言われるのと同様に、こちら思いよりも、良好なコミュニケーション取り、真のニーズを発見してもらうことが重要だと感じました。また、服薬のアンケートについては患者さんの状況を知る為にも外来で活用できるといいのではと感じました。

とはいえ、全員に使えるお薬というわけではありません。気になる方は、主治医と相談してみましょう。

死別と悲嘆については、非常に考え深いものでした。

死別は非常に悲しい出来事ではあります。法要などで忙しい中、社会と関り、気が紛れる中で回復していけるといいのでしょうが、なかなかできないこともあります。

それでもやはり、座長の先生がおっしゃったように悲しみを医療化することが侮辱になるのではないか、治療的介入は一部気持ちを踏みにじるのではないかとか、元気にならないといけないと世間に求められているのではなないか、そもそも元の本人に戻る事が悪いことなのかどうかなどいろいろな立場でのいろいろな感情があるかと思います。

充分に悲しまないと充分に回復はできない。喪失と回復が双方バランスよく交互に必要だとお話されていました。一人で出来る事ではありません。だから医療従事者が関り、サポートしたいと思います。いつでも声を掛けてください。